ドキュメント

TOGE のセットアップ

TOGE は、小さなメーカーブランドのためのテーマです。商品ごとにひとつのストーリー、生地の解説、フィールド写真、そしてドロップ(限定販売)を扱います。テーマが持ち運べるのは、レイアウトとサンプルの文章だけです。商品、写真、メニュー、メタフィールドはストアの側にあるため、インストールした直後は空っぽに見えます。このガイドでは、効果の大きい順に、何を追加すればよいかを説明します。

以下はすべて Shopify 管理画面で行います。コードを書く必要はありません。Shopify のふつうの操作は、ここでは繰り返さず、Shopify ヘルプセンターにリンクしています。

1. このガイドで使う言葉

言葉意味
テーマエディタテーマの設定と内容を変える画面です。オンラインストア → テーマ → カスタマイズ で開きます。
セクションテーマエディタで見る、ページの 1 段(ヒーロー、新着商品、フッターなど)です。それぞれに設定があります。
テンプレートページが使うレイアウトです。TOGE には About、サポート、お問い合わせ、ポリシー用のテンプレートがあります。ページの編集画面の「テーマテンプレート」で選びます。
ハンドルページやコレクションの URL の最後の部分です(例: about-us)。タイトルから自動で決まり、ページの編集画面の「検索エンジンリスティング」で変えられます。テーマは、いくつかのページをハンドルで探します。
メタフィールド商品・コレクション・ブログ記事に足せる追加の項目です。設定 → カスタムデータ で作ります。テーマはその一部を読みます。
メタオブジェクト自分で項目を決めて作るデータで、商品から参照できます。TOGE は生地の情報に使います。
ドロップ決まった日に発売する販売方法です。発売前は、商品ページにカートのボタンの代わりに発売日が出ます。

2. 最初の 10 分

  1. テーマをアップロードする: オンラインストア → テーマ → テーマを追加 → zip ファイルをアップロード。ホームページの見た目が整うまでは公開しないでおきます。公開前のテーマも「カスタマイズ」でプレビューできます。
  2. ロゴ: テーマエディタ → ヘッダー。ロゴ画像をアップロードするか、空のままにしてストア名をテキストで表示します。(ホームページの山のマークは TOGE 自身のロゴです。差し替えるには snippets/logo.liquid を編集するか、Hero セクションの「写真の上にロゴ」をオフにします。)
  3. メインメニュー: コンテンツ → メニュー → メインメニュー。ヘッダーには、ヘッダーセクションで選んだメニューが表示されます(初期値: main-menu)。入れ子にしたメニューは、3 段までドロップダウンで開きます。
  4. ホームページのヒーロー: テーマエディタ → Hero。横長の写真を追加します(2:1、幅 2400 px あれば十分です)。切り抜きがうまくいかない場合は、スマートフォン用に 4:5 の写真を別に追加します。写真が明るい場合は「写真の上の文字色」を「墨」にします。

これだけで、完成した見た目のストアになります。

3. テーマの設定

テーマエディタ → テーマ設定。ストア全体に効きます。

設定内容
色配色は 2 つです。配色 1 が明るい色、配色 2 が暗い色です。ニュースレターの帯などのセクションは、どちらかを選びます。配色ごとに、背景・文字・罫線・面・アクセント・リンク・ボタンの色があります。
書体本文と見出しの書体です。どちらも標準・中太・太字を読み込みます。Shopify の書体ならどれでも使えます。
レイアウトページの最大幅と、左右の余白です。
入力欄の角入力欄とボタンの角の丸みです。
ファビコンブラウザのタブに出る小さなアイコンです。正方形で 32 px 以上。

4. テーマが探すメニューとページ

フッターとサポート系のページは、ハンドルを手がかりに内容を拾います。以下のハンドルで作成すると自動的に表示されます。作らなければ、その部分は表示されないだけです。

何をどこでハンドル
フッターのメニュー列コンテンツ → メニュー任意のメニュー。フッター → ブロックで選びます
ジャーナルブログ記事ブログ news
About ページページ、テンプレート page.aboutabout-us
サポートページページ、テンプレート page.supportsupport
お問い合わせページページ、テンプレート page.contactcontact
フッターに表示される法的ページ設定 → ポリシープライバシー、利用規約、返金、配送
追加の法的ページ(日本向け)ページ、テンプレート page.policytokushoho, cancellation

ページは、オンラインストア → ページ → ページを追加 で作ります。タイトルを入れ、右側の「テーマテンプレート」でテンプレートを選び、「検索エンジンリスティング」でハンドルを確かめます。

法的ページの中身は、設定 → ポリシー で書きます。フッターには、書いてあるものだけリンクが出ます。

tokushoho(特定商取引法に基づく表記)と cancellation(キャンセルについて)は、日本の法律でネットショップに求められるページです。日本で販売しないなら作らなくてかまいません。page.policy のテンプレートは、どのページもポリシーと同じ見た目で表示します。

About・サポート・お問い合わせのページはセクションで組んであるので、文章や写真はページの本文ではなく、テーマエディタで編集します。お問い合わせフォームの送信は、ストアの送信者メールアドレスに届きます。ニュースレターの帯から登録した人は、顧客一覧に newsletter のタグ付きで入ります。

5. ホームページ

セクション必要なもの
Hero写真(上記参照)。見出し、リード文、リンクはセクションの設定です。
コレクション(フィーチャーバンド)メタフィールド ホームのフィーチャーに表示 をオンにしたコレクション(§8 参照)。コレクションが 1 つなら静止したバンド、2〜5 つならカルーセルになります。ひとつもない場合は、セクション自身のテキストと写真の設定が使われます。
New arrivalsセクションでコレクションを選びます。デスクトップでは 3 商品、スマートフォンでは 4 商品を表示します。
Story写真、または短いループ動画(コンテンツ → ファイル でアップロードした mp4。音は出ません)。テキストは画像の上に重なります。「文章を写真の上に」をオフにすると画像の下に置かれます。
Journalブログを選びます。最新 3 記事を表示します。
最近見た商品訪問者のブラウザから自動で埋まります。設定は不要です。

「セクションを追加」で、ほかのセクションも置けます。注目の商品(1 つの商品を、写真・オプション・カートのボタンごと見せる)、よくある質問、サポートの案内、お問い合わせ、それにもう 1 つの Story・コレクション・New arrivals・Journal です。ニュースレターの帯はフッターの一部なので、すべてのページに出ます。

6. 商品

商品ページは、タイトル、価格、写真、オプションだけの普通の商品でも動きます。以下の項目はそれぞれ、ページにひとつずつ部品を追加します。すべて任意で、空の部分はページ上で非表示になります。

ページの並び

上から: メイン写真とキャッチコピー → 商品名・オプション・価格・カートと詳細のアコーディオン → 一緒に使う商品 → 商品写真 → ストーリー → 生地の章 → 注記 → フィールド写真 → 関連商品 → 最近見た商品。「一緒に使う商品」から下は、それぞれがテーマエディタのセクションなので、並べ替えたり外したりできます。

上の部分は、商品ページ(TOGE) セクションのブロックで変えられます。

オプションと写真

商品ページが読むメタフィールド

設定 → カスタムデータ → 商品 → 定義を追加 で作成します。名前は自由ですが、ネームスペースとキー(定義の画面では ネームスペース.キー の形で入力します)と タイプ は一致させる必要があります。定義を作ると、どの商品の編集画面にも、いちばん下に入力欄が出ます。

ネームスペース.キータイプ表示される場所
descriptors.subtitle1 行のテキスト(標準)メイン写真の下の 1 行のキャッチ
descriptors.care_guide複数行のテキスト(標準)詳細アコーディオンの「お手入れ」
custom.hero_imageファイル(画像)上部のメイン写真。商品カードのホバー時の写真にも使われます
custom.hero_videoファイル(動画)メイン写真の代わりに、ミュートでループ再生されます
custom.gender1 行のテキスト商品名の横の小さなラベル。同じハンドルのコレクションに商品があれば、そこにリンクします
custom.gender_collectionコレクションの参照ラベルのリンク先。ハンドルが違うときに使います
spec.material1 行のテキスト詳細の「素材」
spec.origin1 行のテキスト詳細の「生産国」
spec.size_table複数行のテキストサイズ表。1 行につき 1 段、セルは | で区切ります。1 行目が見出しです: サイズ | 着丈 | 身幅 | 袖丈、続けて S | 66 | 50 | 20。入力したとおりに表示され、縦横は入れ替わりません
color.names1 行のテキストカラーの表示名。コード:名前 の組を | で区切ります: SUMI:墨|SAND:砂。コードはオプションの値です
drop.mode1 行のテキストまだ開始していないドロップには pre。カートが隠れ、「入荷のお知らせ」パネルが出ます
drop.next_at日付次のドロップの日付。「入荷のお知らせ」パネルに表示されます
drop.label, drop.qty, drop.note1 行のテキストドロップ開始前のボタンのラベルと、その下の短い 1 行
drop.end_variants1 行のテキスト廃番になった組み合わせ。色 / サイズ を | で区切ります: SAND / XS|SAND / XL
nav.parent1 行のテキストパンくずに出すコレクションのハンドル(下を参照)
story.galleryファイル(画像)のリスト「フィールド」写真: ライフスタイル写真の横並びの帯
story.fabricメタオブジェクトの参照 → Fabric生地の章(§7 参照)

ほとんどの項目は、商品ページ(TOGE)セクションの設定にもあります(メインの写真、キャッチコピー、性別、素材、生産、色の名前、廃盤の組み合わせ、販売の状態)。セクションの設定はすべての商品に効き、メタフィールドがあればそちらが優先されます。商品が 1〜2 点の店なら、メタフィールドを作らずに済みます。

商品名の上の パンくず は、次の順で決まります。タグ bread1-apparel, bread2-tops(テーマはハンドル apparel と tops のコレクションを探します。なければ、リンクなしの文字で出ます) → メタフィールド nav.parent → 商品が入っている最初のコレクション。bread1- のタグは、「関連商品」に出す商品を選ぶのにも使われます。

ストーリー本体は商品の説明文です。見出し(h3)、段落、画像があれば十分で、テーマは見出しから右側の目次を自動で作ります。

7. 生地の章(メタオブジェクト)

生地の章は、ひとつの生地の話をする、商品ページの中の 1 章です。名前とリード文、大きな数字の並び(重さ・厚みなど)、表と裏の写真、「仕組み」の 3 つの手順、比較のグラフが並びます。生地ごとにひとつのメタオブジェクトで、複数の商品で共有できます。必須は名前だけで、ほかの部分は項目を埋めたときに出ます。

設定 → カスタムデータ → メタオブジェクト で、以下のフィールドキーを使って定義を作成します。名前や定義自体の名前は自由です。テーマは商品の story.fabric の参照をたどり、キーでフィールドを読みます。大きい定義は小さい定義を参照するので、小さいものから作ります: Fabric row → Fabric chart、Fabric step、Fabric stat → Fabric。

Fabric(商品に紐づけるもの)

キータイプ
name, eyebrow, headline1 行のテキスト
leadリッチテキスト
statsFabric stat のリスト
views_heading, views_note, face_title, face_tag, back_title, back_tag1 行のテキスト
views_body, face_body, back_bodyリッチテキスト
face_image, back_imageファイル(画像)
how_heading1 行のテキスト
how_bodyリッチテキスト
stepsFabric step のリスト
chartsFabric chart のリスト
note複数行のテキスト

Fabric stat: value, unit, label, prefix(すべて 1 行のテキスト)。大きな数字の並びとして表示されます。例: value 90、unit g/㎡、label 重さ。

Fabric step: image(ファイル)、title(1 行のテキスト)、body(リッチテキスト)。3 つのステップで「仕組み」の帯になります。

Fabric chart: title(1 行のテキスト)、body(リッチテキスト)、axes(1 行のテキストのリスト)、rows(Fabric row のリスト)、note(1 行のテキスト)。axes を入力すると 5 つの点で評価する表に、空にすると横棒グラフになります。

Fabric row: label(1 行のテキスト)、value(小数)、display(1 行のテキスト。生の値の代わりに表示する文字。例: 約 30 分)、scores(整数のリスト。軸ごとに 1 つ、1〜5)、highlight(真偽値。自社の生地に印を付けます)。

グラフは、画面に入ったときにアニメーションします。数字はゼロからカウントアップします。

8. コレクション

設定 → カスタムデータ → コレクション で作成します。

ネームスペース.キータイプ表示される場所
toge.home_feature真偽値このコレクションをホームのフィーチャーバンドに載せます
toge.feature_heading1 行のテキストバンドとコレクションページ上部の大きな 1 行
toge.feature_imageファイル(画像)バンドの写真。コレクション画像と別のものにしたい場合
toge.feature_videoファイル(動画)写真の代わりにバンドで再生されます
nav.parent1 行のテキストパンくずに出す親のコレクションのハンドル(全商品なら all)

コレクションの説明文は、見出しの下の短いテキストになります。絞り込み・並び替え・1 ページの商品数は、コレクションのセクションの設定です。

9. お知らせバー

最上部のバーはブログ記事で動くため、ほかの記事と同じようにお知らせを書き、予約投稿し、取り下げることができます。

  1. 設定 → カスタムデータ → ブログ記事 で、toge.announce(真偽値)と toge.announce_text(1 行のテキスト)を作成します。
  2. 記事で announce をオンにします。バーには announce_text、なければ記事のタイトルが表示され、記事にリンクします。
  3. フラグがオンの記事のうち、いちばん新しいものが使われます。ひとつもなければ、バーは表示されません。

訪問者はバーを閉じられます。閉じた状態は 7 日間、またはテキストが変わるまで続きます。

10. 自動で出るもの

次の部分は、ストアの設定に合わせて出ます。テーマで設定するものはありません。

部分出る条件
国・言語の切り替え(フッター)マーケットか言語が 2 つ以上あるとき
価格の横の「税込」価格に税を含める設定のとき(設定 → 税金と関税)。
価格の下の送料の一言マーケットにメタフィールド custom.shipping_note(テキストか金額)があるとき
商品ページの店舗受け取り店舗受け取りができるロケーションがあり、そこに在庫があるとき。
Shop Pay の分割払いストアが Shop Pay インストールメンツの対象のとき
ギフトカードの贈り先の欄商品がギフトカードのとき。
Follow on Shop(フッター)Shop Pay が有効で、フッターセクションの設定がオンのとき
ヘッダーのアカウントのアイコン顧客アカウントが有効なとき(設定 → 顧客アカウント)
入力中の検索の候補Shopify の予測検索が対応している言語のとき(日本語はまだ非対応)

11. 画像のサイズ

場所サイズ
ホームの Hero2:1、幅 2400 px。スマートフォンでは 4:5 に切り抜くか、スマートフォン用の画像を使います
ホームの Story2:1、幅 2400 px。スマートフォンでは 4:5 に切り抜きます
コレクションのフィーチャーバンド16:9、幅 1600 px 以上。スマートフォンでは 4:3 に切り抜きます
商品のメイン写真(custom.hero_image)3:2、幅 2000 px。スマートフォンでは 4:5 に切り抜きます
バリエーションの写真(カラータイル)4:5、1080 × 1350。商品カードとギャラリーは 4:5 のまま、カラータイルは中央を正方形に切り抜きます
商品写真(ギャラリー)4:5
フィールド写真(story.gallery)2:3、縦長
生地の表と裏比率は自由。ただし 2 枚を同じ形に。幅 1200 px
生地の手順白い背景の絵。白はページの色になじみます
ブログ記事の画像ジャーナルの一覧では 4:3。幅 1600 px 以上
ファビコン正方形、32 px 以上

Shopify が画面ごとに縮小するので、大きいぶんにはかまいません。

12. 言語

テーマのサンプル文章はすべて英語です。テーマ自身のラベル(ボタン、カート、検索など)とテーマエディタは、英語、日本語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、ポルトガル語(ブラジル)、イタリア語、繁体字中国語、簡体字中国語、韓国語を同梱しています。ストアの表示は、ストアの言語に合わせて切り替わります。

セクションの文章、商品、ページなどのご自身の内容は、Shopify の無料アプリ Translate & Adapt で翻訳できます。アプリ

13. テーマの更新

新しい版が出ると、オンラインストア → テーマ のテーマに更新のお知らせが出ます。更新しても、テーマエディタの設定と内容は引き継がれます。テーマのコードの編集は引き継がれないので、変更したところは更新の前に控えておいてください。

14. テーマに含まれないもの